今やスマホはライフラインといってよいほど生活に密着しています。そのため旅行や出張などで海外に渡航する際にも、海外にスマホを持っていく方がほとんどです。幸い、ローミングサービスやWi-Fiスポットなどを活用すれば、海外でも日本国内と同様にインターネット通信を利用することができます。
しかし、海外にスマートフォンを持っていく際にはいくつかの注意事項があります。今回は、高額請求、盗難、充電の3つのポイントにおける注意点を解説します。これらのポイントを押さえれば、海外でも安全かつ便利にスマートフォンを利用できることでしょう。
1.注意①通信費や通話料の高額請求のリスク
海外でスマホを利用する際に、一番多くの方が気になるのが高額請求に関するリスクではないでしょうか?高額請求のリスクについて案内します。
通信費の高額請求について
海外でインターネット接続する際には、ローミングサービスかWi-Fiを使用します。
ローミングサービスは、日本の通信事業者が提携している海外の通信事業者の電波を借りて利用するサービスですが、データ定額の対象外になってしまいます。海外用のデータ定額サービスに加入していない場合、利用した分の料金が請求されてしまう点に注意しましょう。
また、海外用データ定額にも対象地域がありますので、必ず渡航前に確認しておきましょう。
ローミングサービスの詳細は「データローミングって何?海外でスマホを使うと高い!?」に解説しているので、併せて参考にしてください。
通信費について
海外で電話利用する際には、国・地域ごとによって適用されている通話料がかかります。
通話プランや通信形態(4G、IP通信など)、渡航先によって請求額が異なりますので、渡航先や目的・用途によって大きくかかる費用が掛かる点に注意しましょう。また、海外では国内にいる時と異なり着信時にも通話料が発生する点に注意してください。
2. 注意②盗難のリスク
海外では日本よりも治安が劣ることが多いため、盗難リスクにも注意しましょう。
渡航先で、金品や貴重品を盗まれないように注意することはもちろんですが、盗難にあった際にスムーズな対応が取れるように対策をしておくことも重要です。
保険を検討する
スマホに限りませんが、海外ではスリなどの被害が非常に多いのであらかじめ保険に加入しておくと安心です。
盗難だけではなくケガや破損についても保証してもらえるサービスがあるので、安心して海外旅行を楽しむために検討してみましょう。
また、ご自身の携帯電話ではなくスマホレンタルサービスを利用される際には、プランのオプションで盗難保証が付けられる場合もあります。
盗難にあわないための注意事項
盗難にあわないための注意事項について紹介します。
- 歩きスマホはNG
- 都市部では車道から遠いところを歩く
- バッグは肌身離さず、体の前で抱える
スマホは高級品なので、人の目につくところに出すのは非常に危険です。
バイクでのひったくりが多いため
スリにあっても荷物を取られないように、体の前でしっかり荷物を抱えましょう。
盗難にあった後の対策
スマホが盗難にあった後、不正利用などによって被害が大きくなってしまわないようにあらかじめ対応手順について把握しておきましょう。
- iPhoneの場合、「紛失停止モード」をオンにしてApplePayを無効にする
- 回線停止手続きを取る
- 現地の警察に被害届を出す
- 保険会社へ連絡する(加入している場合)
3. 注意③スマホ充電時の注意
海外でスマホを充電する際には、電圧とプラグの形状に注意が必要です。
電源と充電器の電圧に注意
渡航先の電源の電圧と充電器の対応電圧を確認し、利用可能な充電器であることを確認してから充電するようにしてください。最近のスマホ充電器は100~240Vまで対応しており全世界で使えるものが多いのでそのまま利用できるケースが増えていますが、非対応の充電器でそのまま充電してしまった場合スマホが故障してしまう可能性があります。
渡航先の電圧と充電器の対応電圧が異なる場合は、変圧器を使用すれば故障の心配がなくなります。
プラグの形状
日本ではほとんどのコンセントが二口の形状ですが、海外ではコンセントの形状は様々です。従って、海外でスマホの充電をする際には変換プラグが必要です。
渡航先でよく利用されているコンセントの形状をあらかじめ確認して、忘れずに持っていくようにしましょう。
4.まとめ
海外にスマートフォンを持っていく場合には、高額請求、盗難、充電ができるか否かという点に注意しましょう。
どのリスクも旅行や出張が台無しになってしまったり、帰国後の手間やトラブルが非常に大きなものとなってしまいかねない重大な被害が生じてしまったりする危険性をはらんでいます。
逆にいえば、これらの被害は事前にきちんと準備を整えていけばかなりリスクを軽減できますので、ぜひ今回の記事を参考に海外への渡航の準備を進めてください。
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